squeeze の installer beta 1 を試してみる/network install

結構前ですが d-i beta1 が出ています. 丁度 OSC や KOF で酷使(?)されてきた Sony VAIO type G の環境を真っ新にしたいと思っていたのでテストも兼ねてクリーンインストールしてみました.

インストール前の準備/ハマリ

以前 install した際には USB メモリから installer が起動したのですが, 今回の installer では USB メモリから起動できませんでした. 試しに lenny の installer を使ってみましたがそれも駄目. BIOS の設定で external device からの boot は有効にしているのですが...うーん? 光学ドライブは内蔵していないので, 始めて network install を試してみます*1.

network install(pxeboot)の設定についてはDebian GNU/Linux インストールガイド - 4.5. TFTPネットブート用ファイルの準備を参考に. 事前に install する機械の MAC アドレスを調べておくこと.

bootp の導入

DHCP でアドレス配るのではなくて, BOOTP でアドレス決め打ちで installer を起動することに.

$ sudo aptitude install bootp
...
$ sudo update-inetd.conf --enable bootps

bootpの設定ファイルは /etc/bootptab. 上記インストールガイドにもあるけれど「printcap, termcap, disktab ファイルなどでお馴染みの, 例のわかりにくい形式になっています」. 設定は以下の通り

# /etc/bootptab: database for bootp server (/usr/sbin/bootpd)
client:\
  bf=pxelinux.0:\
  ip=XXX.XXX.XXX.XXX:\     # install 対象に振るアドレス
  sm=255.255.255.0:\
  sa=YYY.YYY.YYY.YYY.:\    # tftpd を起動するアドレス
  ha=0123456789AB:         # install 対象の MAC アドレス

インストールガイドでは hd=/tftpboot も指定しているけど, それを書くと駄目だった. これは良くわからない.

tftpd-hpa の導入

特に困る事もなく.

$ sudo aptitude install tftpd-hpa
...

インストール時の質問で tftproot を何処にするか聞かれるので, 適宜答えておく.

インストーラの取得と展開

  • Debian-Installer を使ったインストールからリンクを辿って netboot.tar.gz を取得する. これを tftproot に展開しておく.
  • /etc/hosts.allow,hosts.deny の設定をみなおしておく. tcpwrapper で in.tftp へのアクセスが弾かれていて嵌った

起動後は...

結局 Expert install しか試していませんけれど, 特に問題無く. 良いんじゃないでしょうか? とりあえず installation report ですね.

*1:ちなみに USB 接続の光学ドライブの CD からも起動できなかった...なんでかしら