力学・場の理論

復刊ドットコムで知ったので購入しました. ランダウ・リフシッツの小教程の 1 巻 です.

力学・場の理論―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)

力学・場の理論―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)

欲を言えば, あの東京図書の緑ラインの装丁が欲しかった所です.

この本, 簡単に言えば大教程の 1 巻「力学」と 2巻「場の古典論」の圧縮版なんですが, 単なる抜粋ではなく「適切に題材を取捨選択しての圧縮」なのがリフシッツ先生の妙技です. 「場の古典論」での一般相対論(と重力理論)は題材としてバッサリと捨てられているけれども, 真空中の電気力学は体系的にきちんと述べられています.

個人的に大好きなのは, 一貫して「最小作用の原理」から理論が組み立てられている所です. 時間・空間の対称性からラグランジアンの形が定まる所なんかゾクゾクします(我ながら書いててキモいなぁ...).

そんな訳で, ぬくぬくとこの本を読んで過した週末でした.

参考までに.

力学 (増訂第3版)   ランダウ=リフシッツ理論物理学教程

力学 (増訂第3版) ランダウ=リフシッツ理論物理学教程

場の古典論―電気力学,特殊および一般相対性理論 (ランダウ=リフシッツ理論物理学教程)

場の古典論―電気力学,特殊および一般相対性理論 (ランダウ=リフシッツ理論物理学教程)