わかりやすい(?)理科

G.W. 中に後輩と飯喰いに行きました.
そこでの話.

「これからは, 一般の人にわかるように, 興味や関心を持ってもえるように,
研究の話ができないと駄目」という話が, まあ飯の肴(?)になった訳です.

会話してて気がついたのが
「わかりやすい」とか
「興味や関心を引く」とかはどういう事なのかって事.
この事についての認識がだいぶ異なっていて,
実際に話をした時間はそんなに長くないのに, その後もずっと考えてしまった.

このギャップがなんであるのか, なんとなくわかってきた.

彼は

  • 「正確に話す」ことと「厳密に話す」こと
  • 「簡単な言葉を使う」ことと「いいかげんに話す」こと

を同義として,
話していたのではないだろうか(だとすれば, 会話が噛み合うハズは無い).

なるべく「簡単な言葉(=相手が混乱しない, 日常的に使う言葉)」で
「詳細に立ち入らず」に伝えたい事を「正確に話す」のは, 非常に難しい.
非常に難しいのだけれども,
これができない場合には,
実は話している本人も良く理解していない事が多い(と思う).

だから「わかりやすい説明」ってのは
「日常会話で伝えたい事が話せる」事だと思っている
(「噛み砕いた表現」なんて, バイト先では言う訳ですが).

まずはその「わかりやすい説明」ができる事が第一歩, として…

「興味や関心を引く」ってのは難しいなぁ.

大人相手には「現世御利益」を実感させなければならないので,
非常に苦労/苦悩する訳ですが,
それはそれとして.

「子供の興味や関心を引く」として考え始めると…うーん.

「身近な謎や不思議」があって,
それを「説明」できると, ある種の満足感が得られる訳で,
それを応用できれば良いのだろうな, とか, 考えているのだが.

以外に難しくて, 以外と簡単な事なんだけど, そんな例を増やせると良いな.

さて, ここで問題

「地球から月まで届くような長い丈夫な棒を作ったとして, それを押し引きしてモールス信号で地球と月で通信できるじゃん, 電波使うより速いじゃん」

という発言の間違い, 貴方は答えられますか?

…有名な問題だけどね.